脂肪吸引というのは、いったいどういうものなのでしょうか?脂肪吸引と聞くと、多くの人は、お腹の脂肪を取るものだなんて、思い浮かべるかもしれません。しかし、脂肪吸引が出来る箇所は、体全体にあります。頬、あご、二の腕、お腹、お尻、ウエスト、背中、太もも、ふくらはぎ、足首など、様々な箇所があげられます。
脂肪吸引をするときには、カニューレと呼ばれるストロー状の細い管のようなものを挿入して、皮下脂肪を吸引するという方法を取ります。脂肪吸引しながら体のラインを整えていきます。部分的な痩身術といったところでしょうか。
脂肪吸引の方法は、クリニックや美容外科により異なります。よく説明を聞き、自分に合った方法を選択するのが成功する秘訣です。では、いったいどういう施術方法があるのか、ここでご紹介したいと思います。
【超音波脂肪吸引法】
カニューレと呼ばれるストロー状の管で脂肪を吸引する方法です。吸引する箇所の外側から超音波をあてて、その温熱作用によって脂肪をやわらかくして吸引するという方法です。
【ウエット・メソッド脂肪吸引法】
カニューレから生理的食塩水など数種類の液体を流しながら脂肪を吸引する方法です。流す場所は脂肪層と呼ばれているところです。
【ドライ・メソッド脂肪吸引法】
「ウエット・メソッド脂肪吸引法」とは異なり、何も液体を入れない状態で脂肪を吸引する方法です。
ここにあげた以外にも吸引方法はありますが、大体のイメージはつかめると思いますので、参考にしてみてください。
脂肪吸引についてですが、実際には、手術はどのような流れで行っていくものなのでしょうか。以下に説明するのは、一般的な流れです。参考程度にしかならないと思いますが、ご紹介したいと思います。
まず最初にすることは、クリニックや美容外科でカウンセリングを受けることです。医院側は、悩み、不安、脂肪吸引したい場所などをカルテや問診票に記入していきます。ここで、どれだけ親身になってくれるか、不安を解消してくれるかどうかで、そのクリニックや美容外科をある程度判断することが可能だと思います。
例えば、医師でない人がカウンセリングを担当したり、質問にきちんと答えてくれなかったり、こちらの状態をよく把握しないうちに、やたら脂肪吸引を勧めてきたり、そういったクリニックなどは、止めたほうがいいかもしれません。また、脂肪吸引だけでなく、食事療法や運動療法など、痩身に関する質問などができるところは、よりベストなのではないでしょうか。
次に、脂肪吸引する際のデザインなどを確認します。自分としては、手術後、どういった形にしたいのかを、明確に確認しておきましょう。脂肪吸引手術は、基本的には、局所麻酔で行われます。ですから、痛みを感じずに手術を受けることが可能です。また、施術箇所にもよりますが、施術時間は、短くて30分~1時間位、長くて3~4時間位です。大半は日帰りが可能ですが、場合によっては入院が必要な場合もあります。
術後の痛みについてですが、基本的には筋肉痛程度の痛みだと思っていただければ良いでしょう。しかし、施術の範囲によっては、痛みが強くなる場合もあります。痛み止やアフターケアがきちんとしている医院を選ぶようにしましょう。
脂肪吸引というと、手術したら終わりというイメージがあるかもしれません。しかし、脂肪吸引は、手術後のケアが大変重要です。手術の後、きちんとケアをするかしないかで、仕上がりに大きく差が出てきます。
ケアをさぼったせいで、仕上がりが満足いくようにならなかったというのでは、高いお金をかけて脂肪吸引の手術を受けた意味がありません。きちんとケアをして、理想のボディラインを実現させましょう。それでは、術後におけるケアとは、具体的には、どういったものなのでしょうか。
まず、術後1週間ほどは患部を濡らしてはいけないため、入浴は控えましょう。傷口を濡らさなければ、シャワーは大丈夫です。しかし、できれば、濡れたタオルで体を拭くなどして過ごすようにしましょう。ですから、手術する時期についても、事前によく考えておいた方がいいかもしれません。
次に、術後の内出血や腫れを最小限に防ぐために、専用のプロテクターを使用して圧迫固定します。プロテクターとは、ガードルのようなものです。固定する期間については、個人差もあり、また施術箇所にもよりますが、1週間~2か月ほどかかると考えれば良いでしょう。
また、セルフマッサージも必要です。マッサージをすることで、より引き締まった体を作ることが出来ます。ぜひ毎日続けるようにしてください。マッサージの方法は様々ですが、医師の指導のもと行うのが確実です。
ただ脂肪吸引をしただけでは、体型をきれいに保つことは難しいです。せっかく高いお金をかけて脂肪を除去したのですから、よりきれいを保つためにも、ケアは続けるようにすることが大切です。
脂肪吸引を受けるには、カニューレを挿入する部分をメスで切開するという行為が必要になります。体にメスを入れられる分、体への負担も大きくなることは避けられません。しかし、ここ最近、メスを使わないで出来る脂肪吸引の方法が出てきたようですが、ご存知でしょうか?
本当は、メスを使わない方法なので、これを「脂肪吸引」と呼ぶのは間違いかもしれませんが、イメージ的にこの方が分かりやすいと思うので、敢えてこの言葉を使ってお話させていただきたいと思います。メスを使わない脂肪吸引は、「メソセラピー」、「カーボメッド」という新しい脂肪吸引の方法です。
【メソセラピー】
メソセラピーでは、従来の脂肪吸引で行われる、メスを使うこと、麻酔をかけることは一切行われません。ただし、麻酔に関しては、一部例外があります。メソセラピーでは、数種類の薬を、注射器によって体内に注入するという方法がとられます。
メソセラピーの痛みに関してですが、針がかなり細いため、痛みを感じることはほとんどありません。その上、施術も短時間で終わります。注入された薬剤には、脂肪を溶解する作用があります。ただし、一回の注入する量には限界があるため、数回にわたって施術を受ける必要があるという難点があります。しかし、メスを使わないため、脂肪吸引に抵抗がある人にとっては、画期的な方法であると言えます。
この他に、カーボメッドという方法もあります。これは、炭酸ガスを体内に注入するという方法です。詳しく本、雑誌、ホームページ等で確認できると思いますが、カーボメッドは、体に優しく、メスを使わない施術方法です。
脂肪吸引について気になることといえば、たくさんあるのではないかと思います。ここでは、その気になることについて、少し触れてみたいと思います。
【費用】
多分最も気になることだと思います。どれくらいかかるかわからず、脂肪吸引自体に躊躇している人は多いかもしれません。クリニック、施術箇所、範囲によって、値段はバラバラですが、最低でも30万円以上はかかると思っておいた方がいいでしょう。施術箇所が多ければ多いほど、範囲が広ければ広いほど、費用はかさむと考えてください。
【失敗・事故】
手術してもし失敗したらどうしようというところも気になるところだと思います。過去、脂肪吸引が原因で死亡した例もあります。決してリスクゼロの安全な手術ではありません。しかし、現在では、脂肪吸引手術は確立されており、適切な処置がなされています。信頼がおける医師のもとでの施術であれば、そこまで心配する必要がないところまで、安全性が高まっていると言えるでしょう。ですから、いかにクリニックや医師を選ぶかにポイントがあると思います。
【体重】
脂肪を除去すると体重も減るのかというところは気になるところだと思います。脂肪の除去量にもよりますが、脂肪を除去できる量自体には制限があります。また、脂肪そのものは、とても軽いため、一定以上体重が減ることは期待できないと思います。しかし、脂肪が減った分、見た目は変わっているはずなので、安心していいと思います。見た目がスリムになると、体重はさほど気にならなくなるものではないでしょうか。